世界の植物 @朝日新聞社 1975
(表紙扉コンテンツ)My Flower, My Country
アフガニスタンアーガワン(Arghawan)
アーガワン
わたしたちの国で,もっとも愛されているのは「アーガワン(Arghawan)」とよばれている花で,これはもう国花といってもいいでしょう。
この木は山の斜面や小高い丘に野生していますが,とくに首都カブールの近くにはたくさんあります。
そして,くらいピンクの花が木いっぱいに咲きみだれる,4月から5月初旬にかけて,人びとは老若男女を問わず「お花見」を楽しみます。 残念なことに,この美しい花は開花期間がとても短いのです。
さてこの花見の行楽,日本の春のサクラ見物とたいへんよく似ていますが,それほど正式に行事化しているわけではありません。
人びとは,音楽家の演奏をパックに,この日のために特別に用意したごちそうを食べ,愉快に酒に酔い、またミルクとお茶を混ぜてつくった「シャー・チャイ」という飲み物を楽しみます。![]()
もうひとつの国民的な花は,赤いチューリップ。
おもにアフガニスタン北部に野生し,ことに聖なる都市マザールイシャリーフではこの花の季節になると,数千の人びとが集まって「赤い花の祭りMela-e-Gul-e-Surch」を祝います。
このMela(祭り)は、春のはじめの日,すなわちアフガニスタンの新年3月22日に行われます。
この祭りは,わたしたち国だけでなく,遠くインドやパキスタンの人びとにも有名で,そうしたお客さんをもまじえて,春のよき日と美しい景色を満喫するのです。
ラビア・ボバル (在日アフガニスタン大使夫人) ©朝日新聞社 1975
この週刊百科で、マダガスカルの花木の紹介、イタリアの花木の紹介と見てきて、3つ目・・
アフガニスタンの花木(ジャカランダを含む)・・
全然知らない花でしたが、週刊百科イタリアのアーモンドもそうでしたが、なぜか、みな日本のサクラを思わせる花でした・
「アーガワン(Arghawan)」を検索したが
下の植物(アルガンツリー)とは違うようだ(^-^;
アルガンツリー
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Argan Tree near Tafraouteアルガンノキ - Wikipediaアルガン: 学名Sideroxylon spinosum
科名: アカテツ科。 被子植物
アフリカ大陸北西端部のモロッコなどにのみ自生する。
Mashhad-arghawan-valley
アーガワンの谷という写真を発見
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mashhad-arghawan-valley
https://www.ozhangasht.com/en/tourism-magazineアーガワン
セイヨウハナズオウに似ているようにも思う。
セイヨウハナズオウ - Wikipedia
セイヨウハナズオウは、キリスト教圏、特に欧米では「ユダの木」(英語: Judas tree, ドイツ語: gewöhnlicher Judasbaumと俗称されるように、伝統的に、イスカリオテのユダが首吊りに使った樹木であると看做されてきた。このような通念は、フランス語の通称「ユダヤの木(フランス語:arbre de Judée」からおそらく誤って派生したものであろう(「ユダヤの木」とは、この植物が地中海方面に自生していることに関連した表現である)。
赤いチューリップの方は・・
www.afghancultureunveiled.com
Mela e Gul e Surkh: The Red Flower Festival is the red tulip bloom, mainly celebrated in Mazar-i-Sharif in Northern Afghanistan where many people travel to experience the gorgeous flowers.
wikipediaでは赤い花はアヘン栽培のケシのことのように書かれている・・
https://de.wikipedia.org/wiki/Afghanistan(星付きドイツ語版wikipedia)
de.wikipedia.org
毎年3月21日 には、春節と新年を祝う祭り「ヌールズ(新しい日)」が祝われます。マザーリシャリーフでは「メラ・イェ・ゴル・エ・スルチ(赤い花の祭り)]」
と呼ばれ、アフガニスタン最大の祭りです。こで祝われる歌は「モッラ・ママド・ジャアン」です。
マザーリ・シャリーフはアフガニスタンで最も重要な巡礼地であり、イスラム教の聖地.
フガニスタン麻薬取締省の州局もあり.
アヘンやヘロインの原料となるケシの生産が中止された地域の一つ(2009年)
『週刊朝日百科 世界の植物』のコラム「My Flower,My Country」
マダガスカル、
イタリア
→次は、メキシコです